田舎に移住つれづれなるままに

田舎での出来事等ブツブツ書きます。

切り花は 香りが弱くなっているのを ご存知でしょうか。

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外へ出てみたら 

ジンチョウゲの香りがしました。

花の香りを嗅ぐと

なんだか ほっとしますね。

甘く爽やかな香りで

春ですよって 教えてくれてるみたいです。

花の香りは こうして

庭木などから強く香って来たりしますが

切り花は 香りが弱くなっているのを

ご存知でしょうか。

 

例えば

芳香な強い香りがするイメージの薔薇

最近 花屋さんでみかけて

う~ん あんまり 香りしないかも

と感じた事ありませんか。


ラジオ番組で耳にしました。


これ あえて香りが少ないように

品種改良されているものが

多くなっているからなんです。

せっかくの香りを無くしてしまうなんて

どうしてと思いますが

これには ちゃんと理由があるんですね。

花の香りは花びらなどから

酵素の力によって

香り成分が揮発されることで

生まれます。

その香りを発散させるために

花は それなりのエネルギーを

使うわけです。

香りが強い花というのは

香りを出すために エネルギーをたくさん

消費することになりますから

どうしても 日持ちが短くなってしまうんですね。

切り花は出来るだけ 長持ちする方がいいですよね。

重宝されますよね。

だから 花持ちをよくするために

品種改良が進んだ結果

香りの少ない品種が多くなっていると

いうわけなんです。

どっちがいいんでしょうね。

短い時間だけど 強い香りが楽しめる花

香りが少ないんだけど 長い時間楽しめる花

香りを取るか 長持ちを取るか

ちょっと 人間のわがままとも

思えますが

きっと これから 香りも日持ちも

両方 両立した切り花の品種改良も

進んでいくかもしれませんね。

庭木や鉢植えは 香りも日持ちも

長く楽しめる花 多いですから

両方 今 楽しみたいという場合は

やっぱり 自分で育てるのが

いいのかもしれません。

愛着も季節感も感じられますしね。

それにしても 花たちは エネルギーを使って

一生懸命香りを出しています。

一年ぶりのジンチョウゲの香り

ちょっとね いつくしみながら

楽しんでみたいと思います。